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ワックス・コーティングの正しい知識〜種類と特性「ワックス」

ワックス ワックス・コーティングには成分の違いなどによって、実際には多種多様な種類が 存在しており、それぞれ特性も異なっています。ただ、ひとつひとつの種類を追いかけて いってもあまり意味はありませんので、日常的なフローリング管理をする上で必要な範囲 での”知識”を目的として、わかりやすく分類をして説明したいと思います。

まず一般的に「ワックス」と呼ばれているものには、大きく3種類があります。

1)油性ワックス
2)水性ワックス(蝋)
3)樹脂製ワックス


です。

ここでは あえて、ひとつひとつの成分特性の説明はいたしません。おそらくわけがわからなくなってしまう方 も多いと思われますので。(笑)最後の「結論」的なところでお話いたします。


ここがややこしいところなのですが・・。(笑)現在「フロアーコーティング」と呼ばれている ものには、様々な成分種類のコーティングが存在しています。ここでターゲットとしたいのは、 最近一般的にフローリングメンテナンスのためにと、コーティング専門業者が手がけ・推奨して いる「ハードコーティング」と呼ばれるものについて記してみたいと思います。

「ハードコーティング」とはいわゆる、フローリングに光沢と強度を与え”傷・汚れ”がつきにくく なりますよ・・と謳われているもので、10年以上そのまま性能が変わらず使用できる(メンテ不要) ものとして販売されているものです。その成分の違いにより、ハードプロテクト・UVフロアコーティング・油性ウレタン系・シリコン樹脂系など の種類が存在しています。ただ、現在一般的にコーティング業者から進められる商品は 「UVフロアコーティング」が主流となっています。

とにかくフロアーコーティングに関して、絶対覚えておいてほしいことはただひとつ。
「剥離剤を活用して塗りなおしができるコーティング材であるのか、そうでないか」
ということです。

フローリングの種類とワックス・コーティングの可否・適性『結論』

フローリング ここでは、一級建築士として多くの「自然素材」を取り扱っている中から感じている”私見” も含めてとなりますが、フローリングの種類とワックス・コーティングの可否・適性に関して 結論的な話しをしたいと思います。

フローリング種類と特性 のページで記したように、フローリングの特性種類として下記の6つに分類できるわけです。

A:無垢材フローリング+ニ重床方式
B:無垢材フローリング+直床方式
C:複合フローリング「木質系」+ニ重床方式
D:複合フローリング「木質系」+直床方式
E:複合フローリング「シート系」+ニ重床方式
F:複合フローリング「シート系」+直床方式

ここでもうひとつ知っておいてほしいのが、「A〜D」の場合、フローリング自体に『UV塗装』 が施されているもの(塗装材)とそうでないもの(無塗装材) があることです。

そこで【結論その1】。
「A〜D」の塗装材フローリング(UV塗装済)の場合には、ワックスもコーティングも不要 と考えておきましょう。

この場合でもコーティング業者は”コーティングするとさらに性能的にいいですよ”といいますが、 多額な費用をかけてまでのメリットはありません。すでに「UV塗装」が施されているフローリング 材なので、強度も高まっていますし、汚れにくいものとなっています。

【対応】
*基本的には、日常生活での汚れなどを「乾拭き」掃除することでOKです。 お手入れ用として、こちらの
フローリング用クリーナー「マキシマム ウッドクリーナー」 がおすすめです。


【結論その2】。
「B・D・F」の直床方式の場合には、「コーティング(ハード)」特に剥離剤を使っても”剥がす” ことのできない商品は、使わないようにしましょう。

直床方式の場合には、フローリング材にゴムのクッション層が付いています。 床を踏むと”ふかふか”した柔らかさを感じるもの 。フローリングが柔軟性を持っているため 「ハードコーティング」をしてしまうと、”割れ””剥れ”がいずれは発生してしまいます。 そんな時に、『剥がすことのできない』コーティングでは「修繕ができ無い」ことになりますので 利用しないほうが賢明なのです。


【結論その3】。
「EとF」のシート系複合フローリングの場合に、「ワックス」は利用できません。コーティング (ハード)も「F」の場合は不可。「E」の場合に限られた商品となりますが、『剥離可能なコーティング』 であれば使用可。ただ、基本的にはそのままの状態で使用しましょう。

シート系フローリングの場合には、表面のプリントシートを保護するための層が形成されています。 その層があるがために、一般的な”ワックス”は弾かれてしまって、塗布できないのです。もともと 汚れ防止などの機能がある層が施されているため「ワックス不要」の商品として販売されている フローリング材なのです。


【結論その4】。
「AとC」の無塗装材の場合には、「ワックス」or「コーティング」は必要不可欠です。

無塗装材の場合には、かならず「ワックスなど」を施す必要があります。木質系フローリングは 水分に弱いため、水の浸透を防ぐ必要があるのです。

【対応】
*一般家庭で手軽に利用できる、おすすめワックスとしては、こちらの
マキシマム 高分子樹脂ワックスG がおすすめです。


【結論その5】。
「BとD」の無塗装材の場合には、「ワックス」を施すことが大切です。。

直床方式の場合には、ハードコーティングは不適なので、「ワックス」を施す必要があります。 「B」の場合には、「油性・水性・樹脂製」のワックス全て対応可。「D」の場合には「水性もしくは樹脂製」 のワックスが適しています。近年は、『樹脂製ワックス』が機能面、施工面ともに優れているため主流と なっています。

【対応】
*一般家庭で手軽に利用できる、おすすめ樹脂性ワックスとしては、こちらの
マキシマム 高分子樹脂ワックスG がおすすめです。

傷つくことを念頭に、フローリングは傷ついても目立たないものを選ぶ

最後に総論的な話しをしたいと思います。

コーティング材(ハード)に関して、様々な情報が存在していますが・・多くの場合 「コーティング業者側の情報としては、コーティングをしたほうが良い」という情報が 中心となっています。(当たり前ですよね)しかし、フローリングを製作・販売している メーカー側の情報としては、ワックスは推奨されていますが、「コーティングは推奨されていない」 もしくは、「指定された(限られた)コーティング材しか推奨されていない」という 現実があることをご存知でしょうか。

このことが表すことは何か・・。そう・・「コーティング(ハード)とは、とても取り扱い が難しいもので、製品としても信頼できるものが少ない」ということなんです。実再に、 コーティングを施す上で、『髪の毛一本、ほこりの固まりひとつ』でも残ったままコーティング を施工してしまうと、”剥れる”原因となってしまうのです。他にも「UVコーティング」では 太陽光の紫外線の影響を受けてしまうので、施工中に遮光しなければいけなかったりするケース もあるのです。

こんな微妙で繊細なことを要求されるのです・・本来は。でも、それを実行するのは 数人の作業員なのです。結局は人の問題になるんですよね。なかなか100%完全な施工が できるということは少ないのではないでしょうか。


これほど繊細な要素を有するコーティングなのですから、基本的に『多少の失敗はあるもの』と いうことを前提として考えておくことが大切なのです。それゆえに、コーティングを施すので あれば、『剥離材で剥がし、塗りなおしが可能な商品』を選ぶことが大切である・・ということを 覚えておいていただきたいと思います。

それと同時に、「傷がついても目立たない色合い・風合いのフローリング材」を選ぶという ことが最も大切な要素となるのではないでしょうか。ハードコーティングをしたところで 絶対傷が付かなくなるわけではありません。擦り傷はつき難くなりますが、物を落したり した時にはヘコミ傷はできるものです。

ゆえに、傷付いても、目立たず・・しかも傷があってもフローリングの風合いを損ねない 色・木質が望ましいのです。木質素材であるからこそ、簡単に修復も可能なのですから。 大きな損傷ができたときには、その部分のフローリングを交換・修繕すればいいのです。 キズなどであれば、簡単にペイント修繕もできるようになっています。

また、フローリングは”艶”があることが良いものだとは限りません。あくまでも 個人の好き嫌いで「艶の有無」の価値観は変わる要素なのですから。アンティーク調・素朴な 木材の中に良さを感じるものも多々ありますからね。 最近では、日ごろの掃除感覚で、「ワックス」がモップ(シート)に装着できるものとして 販売されています。 手軽に艶出しができるワックス商品なんですよね。ですから、あまり「メンテナンスフリー」 と言う言葉に騙されることなく、手軽に日々メンテができる状態としておくことこそが 長持ちさせるポイントであることを認識しておいていただければ幸いです。


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